2020年度はコロナ禍の下、各人の体の安全を守ることを最優先しなければならなかった年となり、会の活動は大きく制限されました。それでも会報はこれまでに4回発行(5月号のみ休刊)、講座活動はコロナ感染が少し収まった9月末から12月の間に5回開催(物語を楽しむ講座2回、お話を楽しむ講座1回、絵本を楽しむ講座2回)、おはなしボランティア「びわの木」は7月から12月の間に5回実施することができました。更に、熊本県独自の緊急事態宣言が解除された2月後半以降に閉講講座とボランティアメンバー研修会を開催することができました。世話人、スタッフ及び会員の皆様の熱意のたまものだと思います。ありがとうございます。

1月早々に2度目の緊急事態宣言発令を引き起こしたコロナ感染拡大の第3波は収まりつつあり、ワクチン接種も始まっておりますが、今後再度の感染拡大が発生する可能性は否定できません。これから数年、私たちはウィズコロナを前提とした生活になると覚悟する必要があります。このため、実際に集まる形式での活動は実施できないケースが結構な頻度で発生するという前提の下で、今後の活動を企画していく必要があります。このような認識の下、2021年度事業計画案はオンライン会合などインターネットを活用した活動を主体としたものといたしました。

(2021年度事業計画案策定方針)

定期的な会合形式の活動はZOOMを用いた原則オンライン開催といたします。なお具体的な個別活動については、実際に集まる形での活動も実施いたします。定期会合を原則オンライン開催とすることにより、当研究会の趣旨に賛同される方々が、開催場所への移動を気にすることこなく、研究会活動へ参加していただけるようにいたします。なお、2021年度の具体的活動については、年度当初に企画されているものに加え、4月以降の定期会合の中で順次企画、追加していくことといたします。

会報は引き続き2か月に一度の頻度で発行し、ホームページ上に公開情報として掲載することといたします。会員の方々へは、会報が発行された旨と会報へのURLリンクを記載した電子メールをお送りすることといたします。こうすることで、会報の印刷、発送のためだけに研究会スタッフが集まる必要性を回避したいと考えています。なお、インターネット環境へのアクセスが難しいなどから郵送をご希望の方には別途対応させていただきます。

インターネットを活用した活動に移行することを踏まえ、正会員の会費をこれまでの賛助会員会費と同額の4,000円に変更いたします。これに伴い、2021年度においては賛助会員(個人)としての募集は行わないこととします。これまで賛助会員となって支えてきていただいた方々におかれましても、正会員として、オンラインで開催される活動等にご参加いただければと思います。

(理事長 横田 真)