40周年記念公開講座
日 時:9月10日(日)10時~12時(開場9時30分)
会 場 :くまもと県民交流館パレア10階 会議室7
テーマ:「本は世界につながる窓」
講 師:さくまゆみこさん(翻訳家)
参加費: 一般(中学生以上)700円  会員500円
    当日、受付でお支払いください。

【講師プロフィール】
さくまゆみこさんの翻訳作品は、絵本からヤングアダルト小説、研究書まで250点を超え、アフリカ人作家、アフリカ系アメリカ人作家の作品も多い。アフリカの子どもに本を届ける活動やアフリカの文化や子どものことを日本の子どもたちに伝える活動も長年続けている。翻訳作品に『もうひとつの「アンネの日記」』(講談社)、『カマキリと月~南アフリカの八つのお話』(福音書店)、著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)、『どうしてアフリカ? どうして図書館?』(あかね書房)など。ブログ「バオバブの木と星のうた」などで情報発信にも注力。翻訳のかたわら日本ペンクラブ「子どもの本」委員、 日本国際児童図書評議会(JBBY)会長をつとめる。

【さくまゆみこさんを迎えるにあたって】
さくまさんは最近執筆されたエッセー「平和な世界を願って 子どもの本にできること」(「バオバブの木と星のうた」に投稿されています)で、ご自身が翻訳した『子どもの本で平和をつくる』の内容を紹介したうえで、「子どもの本にたずさわる者としては、あえて理想を口にすることも必要だと私は思っている」と締めくくられています。さくまさんは社会に対して理想をもって発言なさる方です。JBBYでは、福島県南相馬市の施設に毎月図書を送付したり、子ども食堂などにご希望のテーマに沿った図書を寄贈したりされています。ウクライナをはじめ、いろいろな国からきた子どもたちを対象に本をプレゼントする活動もなさっています。
熊本県民としては、2016年の地震時に今村葦子さんが熊本の避難所に本を送ってくださったことも忘れられません。本は心を支え、物語はいっときでも違う世界に導いてくれました。あの時のお返しに、誰かに本を提供できる人になりたいと願います。しかし、本を選び、提供することはとても難しいことです。ご講演を通して、外国語の本を選び、紹介する翻訳者であるさくまさんが、どのように本を選び、提供されてきたのかを伺えたらと期待しています。(安田晶子)

参加希望者は氏名・ふりがな・電話番号・会員か非会員かを明記の上、下記宛にお申し込みください。
 E-mail koukai(a)kodomonohon.org   (a)を@に変えてメールアドレスとして下さい。
 FAX 096‐382‐5090

募集は先着40名(定員になり次第締め切ります)。