第2例会  「 昔話のおもしろさの秘密 」
 2016年度 閉会式
・日時   3月8日 (水)10時~12時
・会場   青年会館
・参加者  12人
・テーマ  お話を楽しむ

語り
 1.かえるぼたもち   おはなしおばさんの小道具7 藤田浩子編著   
語り手 中村智美
 2.ブタ飼い      おはなしのろうそく 
語り手 岩田かすみ
 3.たぬきと山伏    わらしべ長者 日本民話選 
語り手 池田瑞穂
 4.あざらしの乙女   語りの世界 24 
語り手 黒田真由美
 5.きつねの桜かんざし 君川みち子再話集 
語り手 浦上洋子

この日は良いお天気でしたが、とても風の冷たい朝で、誰もが皆、「今朝は寒かったですねー」との挨拶をしながら部屋に入ってこられました。

全員が椅子について落ち着くと、お話がはじまりました。
*かえるぼたもちは、楽しい雰囲気で始まり、最後に重箱からカエルが跳びだしました。*ブタ飼いは、少し長いお話。*たぬきと山伏は、とても方言の流れがよい語りで、魅力的なお話になりました。*あざらしの乙女は、海や浜辺が舞台で、あざらしの乙女の哀しさが切ないお話でした。*きつねの桜かんざしも、哀しい切ないお話でしたが、語り手のきれいな声が印象的でした。
語りが終わると、テーブルを囲んで古上さん手作りのケーキをメインに、お菓子と紅茶をいただきながら、おしゃべりを楽しみました。はじめて参加され方々の、「方言での語りが、とても良くて楽しめました」との感想を聞き、あらためて、お話の方言は地域のぬくもりを伝え、ゆったりとした良い雰囲気をかもしだしてくれる言葉であると思いました。
最後に、研究会の重要な縁の下の仕事をしてくださる会員の方々に感謝して閉会式を終えました。
記録  岩田かすみ